投資の基礎をチェック。商品などの選び方

投資

計画的に資産を増やして収入を安定させる方法の一つが「投資」です。資産を使って金融商品を購入するのが一般的な流れですが、購入する金融商品の選び方やタイミングはなかなか難しいもの。基礎的なポイントをチェックしていきましょう。

ファンドとその他の違い

資産を増やすための投資信託(ファンド)には様々な種類があります。預金や株式もその一つに数えられがちですが、実はこの2つには基礎的な違いがあります。例えば預金は元本を保証されているものですが、ファンドでは元本は保証されていません。預金は利回りがあらかじめ確定されている点に対して、投資信託は運用成果によって収益が大きく変動するという特徴を持っています。扱いも銀行のみであったり、銀行以外でも証券会社や郵便局などでも可能だったりといった違いもあります。

株式でも同様に違いがあり、小口の金額で購入できるファンドに対して、株式はある程度まとまった資金が必要。投資信託は株式だけではなく債権なども視野に入れられるため、リスクを低減させる効果も期待できるのが特徴。株式を購入する場合は個人で銘柄を選んだり売買のタイミングを見極めたりする必要がありますが、ファンドは組み入れる銘柄の選択も専門家に選ばせることが可能。…このように、投資信託と株式・預金とでは様々な違いがあるのです。

金融商品を選ぶコツ

金融商品にはたくさんの種類があります。購入する際はやみくもに選ぶのではなく、収益性や特徴を見極めて自分にぴったりの金融商品を選ぶことが大切です。まずは運用目的を定めてから、目的別に期間を決めて、その中で重要度を判断すると、自分にぴったりの投資信託が見つかりやすくなるでしょう。運用目的とは、資産の使い道のことです。例えば老後の資金をためておくことだったり、結婚資金や子どもの教育資金を準備することだったり…。今後自分の人生におきるライフイベントを想定してから、その準備に必要な金額を創造してみましょう。

期間とは、目的の金額を使う長さのことです。例えば子どもの教育資金なら10年程度、車の購入なら3年程度と予想できるでしょう。期間を判断したら、次に重要度を判断します。自分の人生でどうしても避けられない必要不可欠な資金なのか、それとも資金を多少削っても良いと判断できる目的なのか…。どうしても用意する必要があるなら、安全性の高い金融商品を選ぶと良いでしょう。

購入のタイミングにも注目

金融商品は長期的な期間にわたって資産を運用していくのが特徴。そのためタイミングを見計らってから購入する必要があり、ときには一度に全額投入するのではなく、時期を分散する方法も検討してみましょう。値上がりする前に購入して値下がりの前に換金できるのが最も理想的ですが、タイミングを見計らうのは難しいため、あらかじめリスクを分散することも大切。

リスクを分散させるなら、投信積立を利用するのもおすすめです。あらかじめ投じる金額を決めてから、定期的に投資をする方法など…。投資信託にも様々なやり方があるため、セミナーや専門家との相談で基礎的なコツを教わるのも良いでしょう。