投資に興味を持ち、色々な投資法について調べていくと「オフショア」や「オフショア銀行」という言葉を目にすることでしょう。今回、オフショア銀行ってなんか良く分からないといった方向けに、オフショア銀行がどのようなものなのかご説明していこうと思います。
海外の銀行口座
オフショア銀行とは、日本以外のヨーロッパ、中東、アジアなど「海外の銀行」を指します。
租税回避地としての目的でオフショア銀行を利用する場合がほとんどかと思います。
日本より税金や投資課税の安い海外で口座を開設し、海外の投資を行っていくことで多くの方が利益を生み出しています。
「日本より利回りの良い商品に投資可能」「グローバルで金融商品の取引可能」「資産の分散」「仮想通貨での取引も可能」などが、オフショア銀行のメリットとして挙げられるでしょう。
利回りの良さでいえば日本の定期預金金利はだいたい0.002〜0.15%ほどになりますが、海外の銀行に定期預金を預けた場合は9%の金利になるところもあります。
また、手数料の観点でも日本の方が手数料が高く、利益を得るまで相当苦労することでしょう。日本から海外商品の取引をしようとすると、複数の会社に手数料を払うことになるため、利益を得る障壁は一段と高くなります。
その点、オフショア銀行で口座を開設すれば世界中多くの金融商品が直接取引できますし、日本では取引することができないような商品も取引することができるようになります。
銀行のランクがある
世界の銀行は、信用度によってランク分けされていることはご存知でしょうか。
日本の銀行も平均的に高い水準を誇っていますが、オフショア銀行の中には日本よりも格付けの高い銀行がいくつも存在します。
このランクが高いことで破綻などのリスクが少ないとみられており、多くの資産を持っている人ほど利用するメリットがあるでしょう。
オフショア銀行を利用して円だけでなく海外の通貨を保有すれば、もしも日本の銀行が破綻するということになっても、オフショア銀行の資産は残ります。そして通貨の変動により価値が上がる可能性もあります。オフショア銀行では世界中さまざまな通貨を保有できるため、そういったリスクヘッジにはおすすめです。
ただし、近年はオフショア銀行の口座開設のハードルが高くなっています。
「英語が話せない」「一定の金額が用意できない」といった理由で口座開設を断られる場合もあるそうです。それに自身でオフショア銀行の口座開設をしようとすれば、直接海外に出向いたりしなければならず、手続きの申請だけでも面倒です。
そのようなときには、口座開設のサポート業者に必要書類を提出し、手続きを行うのが良いでしょう。
今後、そういった日本にいながらオフショア銀行の口座開設ができるサポート業者もご紹介していきたいと思います。